2022 年の新型コロナ事情

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以前はブログに載せていたのですが、あっちは技術系の内容に絞って、そのほかの話題は今後こちらに書いていきます。

2019 年末(実質 2020 年)から始まった新型コロナショックですが、その脅威はまだ終息しそうにありません。

緊急事態宣言やまん防(まん延防止等重点措置)が出されても、日常になってしまい、みな関心を持ちません。(飲食店は大打撃ですが...)
私の周りの人間も、緊張感を持って生活している人はごくわずかになってしまいました。

たしかに以前と比べたら、コロナの毒性は弱まり、よりインフルエンザのような存在になりつつあります。
塩野義から国内初の飲み薬(経口治療薬)の供給も足音が聞こえてきました。
まだ課題は多いですが、ワクチン接種と飲み薬が当たり前の世の中になれば、本格的にコロナ終息が見えてくることでしょう。

しかし、世間の気の緩みとは別に、実態としてコロナが終息したと宣言されるのは、おそらく 2024 - 2025 年あたりと予想します。(早くて 2023 年末かな)
現在はいわゆるステルスオミクロン株が急速に蔓延しており、感染者は増加の一途をたどっています。
2022/3/22 にまん防が解除されたばかりですが、世間の気の緩みや花見・春休みなどが重なり、今後急速に感染が拡大することは必至です。
これが第 7 波と言われるようになるまで、それほど時間はかからないでしょう。

国外ではデルタクロン株なる、デルタ株とオミクロン株の両方の特性を併せ持った新株の感染が確認されたそうです。
今はステルスオミクロン株で騒いでいる日本ですが、本当の脅威は、新たな株による感染が拡大し、その株の毒性が強かった場合です。
そしてその脅威が現実のものとなる可能性は決して低くありません。

「コロナなんて風邪だよ」「コロナ気にしたことない」など、脳天気な発言が私の周りですら聞こえてきています。
日本人というより、人間がそもそも長期間の緊張状態を保てない(よく言えば順応性が高い)のでしょうね、仕方ありません。
ただ、そういう人たちを見ていると、「自分はその中には絶対入ってたまるか」という気持ちになります。
そういう人たちから見た私は、「敏感すぎる」「ビビりすぎ」「自粛警察」などと思うかもしれませんね。
でも私は気にしません。むしろそれで縁遠くなってくれればコロナの脅威からも遠ざかるので願ったり叶ったりですw

間違ってほしくないのは、「メディアで報道される内容」と「自身の心構え」を一緒にしてはいけない、ということです。
この時点でハッとしたかたはとても感覚が鋭いです。
例えば、最近のメディアでは「経済を回すことが大事」「コロナの毒性は弱まっている」などとよく言われます。
これらはすべて事実でしょう。しかし、これをそのまま自分の生活に当てはめるのは注意が必要です。
なぜなら、これらメディアのコメントは、社会全体を俯瞰したときの所見に過ぎないからです。

経済を回すなと言っているのではありません。回すべきです。でも気を緩めていいなどとは言っていないのです。
コロナによる死者は未だに出ています。報道されない後遺症に悩む人たちもいます。
「自分は基礎疾患もないから大丈夫」そう思っている人は多いです。事実、毒性の弱まった今は大丈夫な人がほとんどです。
でも重症になる人はいます。基礎疾患がない人でも重症になります。

「死者、重傷者がこれだけ減った」「だからもう大丈夫だ」そう思って気が緩み、コロナにかかって死ぬ人がいるのです。
そして、確率は低くても、それが自分になる可能性はまだあるのです。
その可能性は、気が緩むほど高くなってゆくのです。

もっと怖いのは、周りに感染させてしまう可能性です。
最近の報道ではたまに出てくるようになりましたが、この手の注意喚起は本当に少ないと思います。
自分が感染しても別にいいや、と思っている人。自分の大事な人に感染させることも「別にいいや」と思いますか?
私は、自分も感染したくはないですが、それ以上に周りに感染させたくないので今も注意を怠っていません。
自分の感染が原因で周りが感染し、その中からもし重傷者や死者が出たら...そう思うと気を緩めるなんでできません。
なので、自分の目線では「コロナを軽視する人」は「周りの人を大事にしない人」と同義なのです。
自分のため以上に、周りにいる大事な人のために、感染防止に取り組む意識をもってほしいものです。

コロナの影響に加え、最近ではロシアの侵攻による影響で、さまざまな物価が高騰しています。
経済を回すにしても、その回り方は鈍化したままです。
自分も 1 年ほど前から PC 買い換えの計画を立てていますが、未だに実現できていませんw(グラボが高すぎる...)
経済の専門家も、コロナ前の経済状況に戻るのは 2024 年以降になるだろうとの予想が多いそうです。
言いたくはないですが、おそらくコロナの第 8 波はあるでしょう。もしかしたら第 9 波も...(それでも毒性が低ければ世間が騒ぎ立てることはなくなるかもしれませんが)
そして、コロナが完全に終息しても、今後同じようなウイルスの脅威にさらされることがないなどとは、決して言えないのです。むしろ、間隔はどうあれ、新たなウイルスの脅威は必ず来るでしょう。
今回のコロナ対応で得た多くの知見や技術を、今後来るであろう新たな脅威への対応に活かしていきたいものですね。

今はただ、コロナの早期終息を願って。